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キッチンの換気扇・レンジフードまわりの隙間風、後付けできる防寒対策グッズを比較する

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明るいシステムキッチン全体、レンジフードとカウンターが写る居心地の良い情景

キッチンに立っていると、換気扇やレンジフードの周りだけ妙にひんやりする、と感じたことはないでしょうか。

この記事で扱うのは、換気扇本体やレンジフードの入れ替えではなく、今使っている設備をそのまま活かしながら後付けできる市販グッズの範囲です。

数百円〜数千円のグッズで、換気扇まわりの隙間風をかなり軽減できます。

目次

なぜ換気扇・レンジフードから隙間風が入るのか

換気扇やレンジフードは、屋外と室内をダクトで直接つないでいる設備です。

使用していないときでも、羽根やダンパー(風を止める弁)の隙間から外気がわずかに入り込んでくることがあります。

換気扇が止まっているときの逆流の仕組み

古いタイプの換気扇は、羽根を止めるだけで開口部そのものはふさがれない構造になっていることが多いです。

キッチンのレンジフードの下面をクローズアップし、金属製の吸い込み口とフィルター、ダクトの開口部が見える様子

風の強い日や気温差が大きい日ほど、この隙間から冷たい外気が逆流してきやすくなります。

シャッター(ダンパー)付きのレンジフードであれば、使用していないときは自動で弁が閉じるため、逆流はある程度抑えられます。

24時間換気システムとの違い(この記事の範囲)

築古戸建ての気密・換気の話をすると、必ず出てくるのが2003年以降の住宅に義務付けられている24時間換気システムです。

24時間換気システム全体の入れ替えや、給気口・排気口の配置を見直すような工事は、専門的な知識と工事が必要になる領域です。
この点は断熱の次に見直したい住宅性能を扱った記事でも、専門家への相談を勧める結論になっています。

この記事で紹介するのは、そうした換気システム全体の話ではなく、キッチンの換気扇・レンジフードという設備1点に絞った、後付けできる市販グッズに限定した内容です。

後付けできる防寒対策グッズを比較する

キッチンの換気扇まわりに使える後付けグッズには、いくつかの種類があります。

換気扇用逆流防止フィルター・防風弁シート

換気扇の吸い込み口やダクトの出口に取り付ける、逆流防止フィルターや防風弁シートが市販されています。

レンジフードの吸い込み口の縁に薄い半透明の逆流防止フィルターシートを指で貼り付けている手元のクローズアップ

価格は1枚数百円〜1,000円程度で、換気扇のサイズに合わせてカットして使うタイプが主流です。

使用しない時間帯だけ弁が風で押されて閉じる仕組みのため、換気扇を回すときは通常どおり使用できます。

参考: 換気扇の吸い込み口に貼るフィルターの例

東洋アルミ レンジフードフィルター(フィルたん) 約36cm×60cm 6枚入 S2783

東洋アルミ レンジフードフィルター(フィルたん) 約36cm×60cm 6枚入 S2783
換気扇のサイズに合わせてカットして使う貼るだけタイプのフィルター。吸い込み口を薄い層で覆うことで、油煙・ほこりの侵入とあわせて隙間風の体感も抑えやすくなります。約1カ月ごとの交換が目安です
¥577(税込・変動あり)

※価格は記事執筆時点のものです。
購入前に最新価格をご確認ください。

レンジフード用隙間パッキン

レンジフード本体と壁の設置面にできる隙間には、気密パッキンを貼り付けて隙間をふさぐ方法が効果的です。

考え方自体は、持ち家の窓に使う隙間テープ・すきまパッキンとほぼ同じで、レンジフード専用に薄く成形されたパッキンが数百円程度で購入できます。

参考: レンジフードと壁の隙間に貼る気密パッキンの例

TRUSCO(トラスコ) 気密防水パッキンテープ 15mm×15mm×2m TWST-1515

TRUSCO(トラスコ) 気密防水パッキンテープ 15mm×15mm×2m TWST-1515
レンジフード本体と壁の設置面にできる隙間に貼り付けて気密性を高めるパッキンテープ。持ち家の窓のすきまテープと同じ考え方で応用できます
¥590(税込・変動あり)

※価格は記事執筆時点のものです。
購入前に最新価格をご確認ください。

磁石式・貼付け式の防寒カバー

キッチンの壁面にある換気口(給気口)そのものを、使わない時期だけ塞ぐ磁石式・貼付け式のカバーもあります。

透明のビニールシートに磁石やマジックテープを組み合わせた手作りタイプは、材料費数百円程度から作ることもできます。

冬の間だけ取り付け、暖かくなったら取り外して収納すれば、複数シーズン繰り返し使えます。

参考: 壁面の換気口(給気口)を塞ぐ磁石式カバーの例

DECOMELODY 磁気通気口カバー シート 密着防水 壁・床・天井用 4枚セット

DECOMELODY 磁気通気口カバー シート 密着防水 壁・床・天井用 4枚セット
好きなサイズにカットして使えるマグネット式の通気口カバーシート。使わない時期だけキッチンの壁面換気口(給気口)に貼り付けて冷気を遮断し、暖かくなったら取り外して収納できます
¥2,649(税込・変動あり)

※価格は記事執筆時点のものです。
購入前に最新価格をご確認ください。

施工前に確認すべき注意点

換気扇使用中に塞いではいけない

換気扇を回している最中に給気口や換気口を完全にふさいでしまうと、室内の空気が抜けにくくなり、逆にドアが開けづらくなったり、換気効率が大きく落ちたりすることがあります。
後付けグッズはあくまで「使わないときだけ」塞ぐ製品を選び、換気扇を使う時間帯は必ず開放してください。

シックハウス対策の24時間換気システムとの兼ね合い

2003年以降に建てられた住宅では、シックハウス対策として24時間換気システムの設置が義務付けられています。

キッチンの壁の高い位置にある、開閉つまみの付いた丸い給気口

キッチンの給気口がこのシステムの一部を兼ねている場合、常時ふさいでしまうと家全体の換気バランスが崩れる可能性があります。

自宅の給気口がどの部屋の換気を担っているかわからない場合は、無理に塞がず、換気扇本体まわりの隙間対策だけにとどめておくのが安全です。

費用感・シーズンごとの使い方

キッチンの換気扇まわりの対策は、窓の断熱DIYに比べて費用が小さく済むのが特徴です。

グッズ価格帯の目安おおよその耐用シーズン
逆流防止フィルター・防風弁シート数百円〜1,000円程度1〜2シーズン
レンジフード用隙間パッキン数百円程度2〜3シーズン
磁石式・貼付け式カバー数百円〜(手作りの場合)複数シーズン(冬季のみ着脱)

いずれも数百円〜数千円の範囲で試せるため、まずは隙間パッキンと防風弁シートの組み合わせから始めてみるのが取り組みやすい順番です。

よくある失敗と対処法

キッチンの換気扇対策でよくある失敗は、防寒カバーを取り付けたまま換気扇を回してしまうことです。

油煙や湿気がこもりやすくなり、かえってキッチンの空気が悪くなってしまいます。

対策として、着脱式のカバーには「調理前に外す」と書いた目立つメモを貼っておくなど、忘れにくい工夫をしておくと安心です。

また、レンジフード用のパッキンを厚く貼りすぎると、フィルターの着脱や掃除の際に干渉してしまうこともあるため、薄手のものから試すことをおすすめします。

キッチンの換気扇まわりは、家全体の断熱対策の中では見落とされがちな場所です。
窓や床の対策が一通り終わったら、次の一手として換気扇まわりの隙間もチェックしてみてください。
小さな対策の積み重ねが、キッチンに立つ時間の快適さを底上げしてくれます。

今日のアクション
キッチンの換気扇・レンジフードの周りに手をかざしてみて、冷たい空気が入り込んでいないか確認してみましょう。

あわせて、換気口のフィルターにほこりが溜まっていないかもチェックしてみてください。


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この記事を書いた人

IT・Web分野を本業としながら、各種製品の公開情報を集めて比較整理するメディアを複数運営しています。

『断熱DIYラボ』では、公開されている製品情報・断熱の基礎知識・国の補助金制度の仕組みをもとに、客観的な比較情報をお届けしています。

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